がっこうぐらし! 感想

漫画「がっこうぐらし!」の感想を各話ごとに述べていきます。ネタバレ有りの感想ですので作品を未見の方は注意してください。
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がっこうぐらし! 第78話 またあした

最終話「またあした」
いよいよこの時がやってきてしまいました(;´д⊂)。
最後だけあって今回ボリュームがすごいです。表紙を飾った上に巻頭カラーが4ページあり、全体のページ数も34ページあります( ゜д゜ )。
これは普段の2倍くらいの作業量があると思われ、フィナーレだけに作家の気合がひしひしと伝わってきます。
この表紙にある青空と壊れた校舎のイメージは、連載開始時に表紙になったときのイメージとリンクしていますね。あの時はまだ、みーくんは登場してませんでした・・。
あれから3年の月日が流れています。聖イシドロス大学図書館に戻ってきたみーくんは、21冊目の日記をリセに渡します。
みーくんは全国を訪ね歩き手記を書き続けており、今回は関西を回っていたそうです。
3年後・・
これは後日談から話に入るパターンですね。この時点ではみんなの生死は不明なので、少し緊張してしまいます(^^;)。
3年後のみーくんは少し髪を伸ばしましたね。トレードマークのノースリーブニットは相変わらずです。もしかしたら同じ服を着続けていたりして・・(-_-;)。まだまだ物不足でしょうから可能性はありますね。
みーくんは日本中を旅して回ってるみたいですね。本好きなのでノンフィクション作家にでもなるかもしれませんね。物語の語り部であるみーくんにふさわしい役割だと思います。
三年前、当時のランダル・コーポレーションは、ゆき達の扱いを巡って分裂し争いが起こっていました。
ゆきと通信を交わした女性スタッフは瀕死の重傷を負いながら、通信の内容をブロードキャストします。それを聞いたランダル穏健派が核ミサイルの起動を中止させたのです。
ランダルの内部抗争
ランダル評議会という組織があったかどうか分かりませんが、「良いランダル」とよべる勢力は存在しました。この辺も細やかに伏線回収してきましたね。
まあ争い自体が機関銃を撃ちまくりの血で血を洗うような抗争なので、良い人たちって感じはあまりしませんけどね・・(゜◇゜;)。
ランダルのお姉さんは顔無し無名のままでしたね。ボーモンくんによると30台の女性らしいですけど・・(^^;)。
ゆきちゃん達の情報提供もそうですが、この人のとっさの行動も世界を救う大きな要因になったと思います。
しかしランダルの内部でこんな切迫した状況になってるなんて、思いもよらなかったですね・・。みーくんを救ったランダル実行部隊の人も、穏健派のスパイか何かだったのかもしれません。
リセはみーくんにりーさんやくるみから送られてきた手紙を渡します。
りーさんは復興指揮の地区リーダーをしています。腹の立つ先輩がいると愚痴っていますが、どうやらその先輩に気があるようです。
くるみは車椅子生活ですが、医者を目指して猛勉強をしています。元々勉強が得意ではなかったため、すごくめげているそうです。
それぞれの道
りーさんが完全にメスの顔になってる( ゜д゜ )。
りーさんは几帳面で真面目だけど、メンタルがあまり強くない性格ですからね。そういう人は本来お嫁さんに向いていると思います。
りーさんファンとしてはこのメス顔には、複雑な心境を抱いてしまうかもしれません。まあこの先のお話は描かれないと思うので良しとしましょう(・∀・)。
くるみちゃんは無事、生存が確認されました! 前回のミスリードは既定路線だったとはいえ、この結末はとてもめでたいと思います。
ところでくるみちゃんの出番はこれで終わりなのですが、ちょっと少なすぎるような気がします( `Д´ )。
ランダル本社を出てからずっと寝てばっかりで、巡々丘高校に戻ってからも最後まで眠ったままでしたからね。後日談においても数コマの登場に留まるというのは少し物足りない気がします。
しかもトレードマークだったツインテールをバッサリと切ってしまって、陰キャの女子大生みたいになっているし・・(つД`)。その代わりにヒカちゃんがツインテになってますね(*´∀`*)。
まあちょっと途中から、主人公の中の主人公みたいな立ち位置になってましたからね・・。実写版でもアイドルグループ「ラストアイドル」のセンターっぽい人(阿部菜々実さん)が演じていましたし。
そうした行き過ぎていたところが少し修正されて、本来の立ち位置に戻ったということなのかもしれません。
「それが嬉しいんです」の吹き出しに注目してほしいのですが、その後ろに「あの人」の姿が・・!
スミコ、お前生きとったんか!?
一見しただけでは見逃してしまいそうな、宝探しのような粋な伏線回収ですね( ゜∀゜ )。
スミコさんはスルーされても仕方ないような立ち位置だったので、丁寧に拾ってもらえたことはとても嬉しく思います。
気が向いたらスミコさんや圭ちゃんでスピンオフを作ってもらっても良いのよ・・。
教師になったゆきは小学生くらいの子供を集めて授業を行おうとしています。巡々丘は復興中なので青空教室という形になります。
皆で楽しいこと悲しいことを分かちあい、悩みごとを話し合ってすごい事を考えれば、世界だって救える。ゆきはそうして「みんなが学校をすごくするんです」と子どもたちに諭します。
そしてゆきはめぐねえに向けて「わたし、ここまで来れたよ」とつぶやきます。
教師になったゆきちゃん
39話の図書館の話でゆきちゃんが語っていた夢はやはり教師だったようですね( ゜∀゜ )。明らかにめぐねえの影響で、衣装までめぐねえのコスプレのようになっていて、本当に影響されまくりです(^^;)。
子供が「ゆきねえ、おはよう」って言って「ゆきねえじゃなくて丈槍先生」と訂正するシーンがあって、予想できたシーンではありますがとても感動させられましたね。
しかし人手不足で簡単に教師になれたっぽいけど、果たしてゆきちゃんに正しい指導ができるかどうか・・。ゆきちゃんの学力に不安を覚えます(( ;゜Д゜))。
子供がこんなに生き残っていたのは、少し意外な感じがしますね。もしかしたら他の地域からも集めてきたのかもしれません。
人さえ残っていれば復興できるという考えは、戦争の歴史はもちろんのこと、やたら自然災害が多い現代でも十分に共感できる考えだと思います。
「みんなが学校をすごくする」ってとても素敵な言葉ですね!
連載終了によせて
がっこうぐらしは商業的にも成功した作品になりましたが、その理由として萌えとゾンビ物の融合という発想に新鮮さがあり、意外とそれらの相性が良かったということがあると思います。
絶望的な状況の中で健気に生きる主人公たちの姿は感情移入しやすかったです。またそうした舞台背景が日常パートをより生き生きとさせる効果があり、日常モノとしても十分に成立してましたね。
たまに「かれら」に襲われてピンチになったりするので、話の緊張感がほどよく維持されていたと思います。そうした所にバランスの良さを感じました。
ゾンビに囲まれながら籠城するというのは、数多くの名作で用いられた手法であり、その舞台装置そのものに魅力があったように思います。
そのため学校を飛び出してからは、話作りに苦心されていた印象を受けます。
文明が崩壊した状態では、新たな出会いや展開が作りにくく、ロード・ムービー的な展開は難しかったのかもしれません。
がっこうぐらしの舞台には実際の地名に由来した地域性がないですし、遠距離を移動する動機も乏しいですからね。
そもそも燃料がもたないですし、あまり生存者が多いと緊張感がなくなるということもあったと思います。
大学編もあまり評判が良くないようです。大学は高校と違って強制されるイベントが少なく自由すぎるので、高校編のような日常風景を作りづらかったのではないかと思います。
大学編でもヒカちゃんや武闘派リーダーなど魅力的なキャラクターは多かったのですが、すぐに内紛展開となってしまってキャラの魅力が十分に発揮されなかったように思います。
終盤はとにかく、くるみちゃんの安否がすごく気がかりでした。架空のキャラクターとはいえ、深く感情移入したキャラには生き残ってほしいですから。
あと青襲さんが最終的にすごい魅力的なキャラクターになったと思います。あの最後も儚さを感じてとても好きです。
話の途中で数多くの伏線や謎かけが散りばめられて、それがなかなか回収されなかったためネットでは少し批判されたこともありましたね。
しかし実際に話が終わってみるとほとんどの伏線は回収され、うまくまとめられた印象があります。
作画についてですが、萌えとグロテスクな表現を両立させたのはすごいと思いました。あれだけダイナミックな線のタッチで、ちゃんとキャラクターが可愛いというのはなかなか出来ないと思います。
1巻から読んでいくと絵柄も随分変わったのが分かります。一時期、瞳が小さくなって大人っぽくなりましたが、最終的に萌え絵に回帰したところが面白いなと思いました。
アニメ化で一気に注目が集まって、私もその時期に知ったのですが、意外と円盤が売れなかったのが少し不思議でした。一方で漫画の単行本はベストセラーになりましたね。
後にアニメの円盤が全体的にあまり売れなくなることを、暗示していたのかもしれません。
アニメ終了後、時間の経過と共にSNS等で話題にされることも徐々に少なくなっていきましたね。これはどの作品でもたどる道ですが、当サイトでは継続して安定したアクセスをいただくことができました。
このことから「がっこうぐらし!」という作品は、一定の世代の心に深く刻まれた作品になったのではないかと感じています。
個人的にはこれからも読み続けていきたいですね(了)。
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コメント
name:匿名
更新ありがとうございます。
子供たちですが治療薬が開発されたためかれらから元に戻ったのではないでしょうか
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name:匿名
とうとう終わったか…
学園生活部の皆がそれぞれの道を歩み始めたのも、本来なら喜ぶべき事何だろうけど、正直寂しさもあったりするw

そして毎月記事をありがとうございました
毎回楽しく読まさせていただきました
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name:匿名
更新ありがとうございます。
制服の色が違うのは何だったのでしょうか。
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name:匿名
更新ありがとうございます。
がっこうぐらしにどっぷり浸かったせいで、あのゆきちゃん学級の子供たちは実は幻覚なんじゃないかと思ってしまうんですよ。
むしろみんなそう思わないの?とすら思ってしまう。


一応ハッピーエンドっぽい終わり方で良かったです。だからこそ釈然としません。
「その後のその後」の妄想が捗りますね。
早く単行本出ないかなぁ
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name:匿名
更新ありがとうございます。
毎月読んでました。

ついに完結ですね…
自分としては某サイトで考察されていたループ説を信じてたんですが、この終わり方だとループもしなさそうw
色々と謎が残ったけど、作者さんの都合もあるし仕方がないかな…

早く単行本買いたい!!
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name:匿名
俺もサイト主が言ってたスミコの事など気になってるが、色々凄かったと思う。
円盤が売れなかったとなるとアニメ2期は絶望的だろうが、もしあればそこで補完はされそう。
しかし個人的には、圭ちゃんが残念…圭「ここは私に任せて早く」スミコ「絶対また会いましょう!」こんなやり取りがあったと、勝手に解釈しておきます。
後、もしサイト主さんががっこうぐらしが完結した事で、ゆるキャン△の他に新たな感想を書くのであれば、読んでみようかな
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name:匿名希望
最終話更新ありがとうございます。
そして、長い間記事を本当にありがとうございました!
物語のあらすじを感想と共に紹介して下さりつつ、
コミックで読んだときのワクワクと緊張を大切に書かれた
絶妙な文章がいつもとても楽しみでした。
ゆきちゃんたちは皆心理的に辛い事を経験し過ぎていたので、
思う所は残りつつも、ハッピーエンドの結末に何だか安心しました。
まだこれから明かされる、ちょっとした真実もあるかも?と
期待しながらコミック最終巻の発売を待ちたいです。

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name:匿名
毎月の更新お疲れ様でした。違う意味での「俺たちの戦いはこれからだ」的な終わり方で良かったかも知れません。単行本最終巻の発売が待ち遠しいです。
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name:匿名希望
ここに書き込むのは初めてですが、毎月見てました。
管理人さん、ありがとうございました。
こういう萌キャラな絵が好きじゃなかったのですが、初めて本気で読みました。
みんなに幸せな未来が待っていることを祈ります。
コミックスはいつでるのでしょうね、楽しみです。
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name:匿名
連載途中から今まで見てました
最終回、という事で記念としてコメ書きます

まず最終更新ありがとうございます!お疲れ様でした

ハッピーエンドでとても良かった...でも終わってしまうんだって事を感じてとても悲しいです。続編かスピンオフかアニメ2期のどれか1つでもいいから来て...

コミックスは高校編までしか買ってないので最終巻発売したら残り全部買おうと思います
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name:匿名
最終更新お疲れ様です!
実は自分「完全ゾンビ化したくるみに、ゆき、りーさん、みーくんが噛まれ、全員
ゾンビ化する」と言う夢(悪夢)を度々見ており、それだけにどの様な形であれ
ハッピーエンドで終わって良かったと、本当に胸を撫で下ろしております汗笑
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name:8x11
Thank you for writing!

The International community has followed Grutto since 2017 and gets excited whenever we see a new update. We wish you happiness and good luck in the future!
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name:匿名
最終更新ありがとうございます!
スミコが生きていたなら圭にも生きていて欲しかった…!単行本派なのでこのサイトが毎月の楽しみでした。最終回までありがとうございました!!
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name:N
紆余曲折はありましたが、ひとまず無事完結できたことおめでとうございます。
手堅く話はまとめましたが、伏線を回収しきれなかったことは口惜しいです。特に青と緑の謎は解いてほしかったなぁ・・・。あれだけ、アニメでも意味深にしていたのに。
そこは最終巻コミックか別な話で解答編をやってほしいものです。
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name:匿名
くるみはたぶん、最終回で出番が少なくなるからってんで、原作の海法センセが前回救済措置で無理くり出したんだろうな、たぶん…

最後までちゃんと希望のある物語で追われて、ホントに良かった…
管理人さんも、最後までおつかれさまでした!
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name:匿名
メス顔なんて言い方やめてほしいです…
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name:匿名
結局多くの伏線がアトモスフィアのためのもので終わるという
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name:匿名
くるみは完全には回復しなかったのか
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