ダンジョン飯 感想

漫画「ダンジョン飯」の感想を各話ごとに述べていきます。ネタバレ有りの感想ですので作品を未見の方は注意してください。
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ダンジョン飯 第49話 グリフィンのスープ

センシが若い頃の話。センシたち坑夫団の一行は古代王国の遺跡を発見します。
センシはその場所の異様な雰囲気を感じ取って一度引き返して準備した方がいいと言いますが、仲間たちは「お前の体には本当に鉄が流れてるのか?」と言って取り合いません。
若き日のセンシ
当時のセンシの年齢は36才だそうで、ドワーフの寿命が人間の2〜3倍と考えると12才〜18才くらいでまだまだ若造ですね。
「体に鉄が流れる」ってドワーフらしい豪快な表現でちょっと好きです。センシは貴金属とかにあまり興味がなくてドワーフとしては異質な存在ですが、若い頃からその素養があったのが分かります。
そしてセンシの上半身裸スタイルは当時から健在ですw。若い頃はヒゲがないのでかなり大胆な格好に見えます(^^;)。
洞窟の探索なんかしてると擦り傷を負いそうでちょっとコワイ感じですね。ドワーフはそのへんの耐性も強いのだろうか・・?
遺跡を探索している間に迷宮は姿を変え続けており、センシたちは外に出られなくなってしまいます。さらに大きな鳥の化け物が繰り返し襲撃してきて坑夫団はセンシを含めて3人に減ってしまいます。
やがて食糧に困るようになり連れてきた馬もしめて食糧にしてしまいます。平な頭のブリガンは役立たずのセンシに一番飯を食わせることに文句をいいます。
兜をかぶったギリンはセンシの研究が脱出の鍵になるとし、次の世代の面倒を見れなくなったら終わりだと言います。
センシの思想のルーツ
ここでセンシの考え方の元になったと思われる出来事が出てきましたね。
子供を養うことに異常な執着を持っていたセンシですが、自分が大切にされたことがルーツになっていたみたいですね。自分の受けた恩は次の世代に返す・・・なかなか素敵な考え方だなぁと(*´∀`*)。
兜をかぶったギリンさんはとても立派な人だと思う( ゜∀゜ )。ただ前回予想したセンシとの血縁関係はなかったみたい。
あと、かわいがっていた馬をしめた経験がケルピーに対する愛着につながったと思われます。
ケルピーを倒したあとすぐに捌いて食糧にしたとき、マルシルは驚いていましたがセンシにとっては初めての経験ではなかったと言うこと。
ギリンたちは迷宮内に集落を築いていたオークから食糧を盗みその場をしのぎます。しかしオークの警戒が厳しくなりとうとう飢餓に近い状態に陥ってしまいます。
ささいな事からブリガンがセンシに怒りをぶつけ、ギリンとブリガンは外に出て話し合いをします。外で怒鳴り合う声は次第に大きくなり、大きな争う物音と悲鳴が聞こえたあと静かになります。
戻ってきたギリンはグリフィンに襲われブリガンが殺されたと言います。しかし今回はついにグリフィンを倒すことに成功しその肉をスープにします。
本当にグリフィンの肉?
極限の環境が生み出すものは得てして人間(ドワーフ)同士の争いです・・(-_-;)。とても凄惨で悲しいシーンですね・・。
ギリンのおっさんの兜にはハンマーで殴られたような凹みが・・(( ;゜Д゜))。都合よくグリフィンが現れてブリガンだけ始末したっていうのも都合が良すぎる話だし・・(゜◇゜;)。
つまりこれは「うみがめのスープ」に似た話でギリンが持ってきた肉はブリガンのもの・・つまり人肉だったと!! ううっ・・当初のダンジョン飯からは考えられないシリアスな展開です( ´д`ll)。
スープを作ったあと小便に出かけたギリンもすぐに行方不明になってしまいます。センシは残りの肉で食いつなぎ迷宮の法則性を見つけて部屋の外に出ます。
センシは途中でオークに捕まりますが、彼らは案外気のいい連中で親交を深めることに成功します。
そしてついに迷宮の外に脱出することに成功しますが、センシは迷宮内で起きたことを考えると故郷に帰ることができません。そのまま迷宮の付近や浅層で生活をするようになります。
やがて地上の人々に迷宮の存在が明らかになって、多くの冒険者が来るようになり現在に至るのです。
オークってやっぱりかなり危険な連中だと思いますが、何故か彼らにだけはセンシの謎のコミュ力が発揮されますね(^^;)。
オークとドワーフってずんぐりとした体型が割と似ているので、そうした面で親近感がわきやすいのかもしれません。
ギリンのおっさんは一応生存の可能性があると思います。ただよっぽどうまいプロットが出てこないかぎりそのパーセンテージは低いかもしれませんね・・・( ´д`ll)。
センシはあれが本当にグリフィンの肉だったのかどうか気がかりだったと言います。これまで食べた魔物の肉はどれもその味からは程遠かったそうです。
ライオスはグリフィンの肉を食べてみることを提案します。センシは「食べるべきだろう」と言って同意します。
サイコパスw
センシの重い話を聞いてみんな沈痛な表情を浮かべているのに、ライオスは瞳孔が開いたような目をして冷静な提案をしてしまっています・・(-_-;)。
そして半ばウキウキ気分で調理にとりかかる姿はサイコそのものww。チルの「お前食いたいだけだろ」という指摘が的確すぎますw。
ライオスの人間的な情緒が欠落した感じはちょっとアレですが、だからこそ客観的に冷静に判断できるのかもしれません。しかしこれ・・今までで一番怖いライオスかも・・(( ;゜Д゜))。
スープの肉の正体が人肉であることを察したチルチャックはライオスを止めようとします。しかし意を決したセンシは「ここまできたら喰わせてくれ」と言います。
その結果グリフォンのスープの味はセンシが当時食べたものとは似ても似つかないものでした。センシは「ギリンの思いを背負っていく」と静かに言います。
ライオスは坑夫団を襲ったのはグリフィンではなくヒポグリフであったと言います。ヒポグリフの下半身は馬のようになっており、ギリンの兜の凹みは蹄によって付けられたのではと予想します。
ヒポグリフ
ヒポグリフ・・なるほどそういう魔物もいるのか・・。グリフィンの下半身はライオンになっていますが、ヒポグリフの下半身は馬になっています。
ファンタジーの世界には多種多様はモンスターがいることに感心してしまいます( ゜д゜ )。
ドワーフたちはライオスのようなマニアックな魔物の知識は持っていなかったと思うので、より有名なグリフィンと間違えてしまうのは納得できるところですね。
ライオスの言葉を聞いてセンシは少し安心します。これで話は終わるはずでしたが、ライオスは実際にヒポグリフの肉と食べ比べると言い出します。
皆はヒポグリフなんてどこにいるのだとツッコミますが、ライオスは付近にある環状に生えたキノコ、「チェンジリング」の存在を指摘します。
チェンジリングに足を踏み入れた生物は少しだけ変わってしまうそうで、倒したグリフィンの元の姿はヒポグリフだったと言います。
チェンジリング!
何だこれ!? チートアイテムのようなやばい能力を持ってますね∑(゜Д゜ノ)ノ。そしてなにげに恐ろしいトラップだと思います。うっかり足を踏み入れてしまったらどんな気分になるのだろう・・・?
ライオスはグリフィンの肉をチェンジリングの中に入れます。すると肉はサシの入ったうまそうなものに変化します。
その肉で作ったスープはまさにセンシが当時食べたものと同じでした。センシは今は亡き坑夫団のみんなに感謝の気持ちを表します。
守りぬいた人間性
坑夫団の人々は極限の状態の中にあっても、人としてのモラルを守りぬいた事が証明されましたね( ゜∀゜ )。こうした人間性が表れる描写はとても心に染み入るものがあります(つД`)。
漫画の物語で展開されるショッキングな描写、グロテスクな描写っていうものは、どんどん過激になってきてもうかなり極まっていると思います。
普段あまりにそういう事をやられすぎて食傷気味になってるところに、こういう話をもってこられると凄くホッコリしてしまいます(*´∀`*)。心の隙を突かれたって感じですかね・・。
センシは迷宮についてライオスたちに教えたいことがたくさんあると言い、改めて冒険に同行したいと申し出ます。ライオスは快諾しパーティは迷宮の最深部に向けて歩みを進めます。
俺達の冒険はこれからだ!
何か最後のページが打ち切り漫画のようになっていますが物語はまだまだ続くようです(^^;)。っていうかおもいっきりチェンジリングに足を踏み入れてるじゃん∑(゜Д゜ノ)ノ。
一体彼らはどのような変化を遂げるのでしょうか・・? イヅツミは人間に戻ったりして(^^;)。もしかしたらオマケ企画で描画された性別転換があるかも!?
もしライオスが魔物に変化したら、元に戻すために説得するのに骨が折れそうですww。
今回はセンシの過去話に加えてヒポグリフにチェンジリングといつもに増して盛り沢山でしたね。情報量が多すぎてチェンジリングのあたりで少し頭がついていかなくなってしまいました(^^;)。
センシの兜のバッテン傷は一巻から描写されていますが、これはギリンの兜を修復したものですね。この作者は一体どこからこの話を考えていたのでしょうか・・? 少し末恐ろしくなります。
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コメント
name:匿名
うむ。。。見事に全員チェンジリングに入ってますなw
これは、次回、波乱の予感ww
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name:匿名
良い最終回でした!(誤)
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name:匿名
ヒッポグリフはハリーポッターに出てきます。
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